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サムギョプサルの肉の種類って何がある?部位ごとの違いと選び方を完全解説

サムギョプサルの肉の部位まとめ 豚肉

「サムギョプサルって、どの肉を頼めばいいのか結局よく分からない」と感じたことはないでしょうか。

この記事では、サムギョプサルに使われる豚肉の部位ごとの味・食感の違いから、モクサルなど人気部位の特徴、自分好みの肉の選び方まで、注文前に迷わなくなる知識をまとめて解説します。

  1. サムギョプサルの肉の種類が分からない?定番5部位の特徴を一挙解説
    1. サムギョプサル(三枚肉)|脂の甘みと肉感のバランスが最強の定番部位
    2. モクサル部位(首周り肉)|柔らかさと濃い旨みで初心者にも人気の理由
    3. テジカルビ(豚カルビ)|骨付きで食べ応え抜群、タレとの相性も抜群
    4. ハンジョンサル(ほほ・顎周りの肉)|希少部位ならではのコリコリ食感が癖になる
    5. カブリサル(肩甲骨周り)|脂が少なくあっさり食べたい人向けの優秀部位
  2. 豚肉の部位によって味と食感が変わるのはなぜ?脂・繊維・運動量で読み解く
    1. 脂の分布が「ジューシーさ」を決める(サシと皮下脂肪の違い)
    2. 筋繊維の太さが「やわらかさ・歯ごたえ」を左右する理由
    3. 豚の運動量が多い部位ほど旨みが強くなる仕組み
  3. 部位別!サムギョプサルの肉を最大限に美味しくする焼き方のコツ
    1. 三枚肉(サムギョプサル)は強火で皮目からじっくり(余分な脂を落とすのがポイント)
    2. モクサルは中火でゆっくり焼く(焦がさず旨みを閉じ込めるタイミング)
    3. 薄切り系部位(ハンジョンサル等)は高温で素早く(火を通しすぎると台無しになる理由)
  4. サムギョプサルの肉はどれを選ぶ?目的別・好み別の選び方ガイド
    1. 脂好き・ガッツリ派には「サムギョプサル豚肉部位」か「テジカルビ」が正解
    2. やわらかさ重視・初心者には「モクサル部位」が失敗しない理由
    3. ヘルシー志向・脂が苦手なら「カブリサル」「ハンジョンサル」を狙え
  5. サムギョプサルの肉選びは部位を知れば迷わない|今日から使える注文術

サムギョプサルの肉の種類が分からない?定番5部位の特徴を一挙解説

サムギョプサルで使われる豚肉の部位は主に5種類で、それぞれ脂の量・食感・旨みがまったく異なります。

メニューを開いたとき「どれにしようか…」と固まってしまう経験は、部位の知識があれば一瞬で解消できます。

まずは全体像を表で確認してから、各部位の詳細を見ていきましょう。

部位名(韓国語)日本語の部位脂の量食感の特徴こんな人に向いている
サムギョプサル(삼겹살)豚バラ肉多いジューシーで濃厚脂の甘みをたっぷり楽しみたい人
モクサル(목살)豚首周り肉中程度柔らかく旨みが強い初心者・バランス重視の人
テジカルビ(돼지갈비)豚スペアリブ中〜多い骨付きで食べ応えありガッツリ派・タレ好きの人
ハンジョンサル(항정살)豚のほほ・顎周りの肉少なめコリコリした歯ごたえ希少部位・食感マニアの人
カブリサル(가브리살)肩甲骨周りの希少部位少ない締まった肉質でサッパリ脂が苦手・あっさり志向の人

サムギョプサル(三枚肉)|脂の甘みと肉感のバランスが最強の定番部位

サムギョプサルとは、豚バラ肉のことです。

「サムギョプサル(삼겹살)」は韓国語で「三層の肉」を意味し、脂身と赤身が交互に重なった断面が名前の由来です。

焼いたときに脂が網に落ちてジューシーな煙が立ちのぼる瞬間は、サムギョプサルならではの光景で、あの香りだけで食欲が一気に加速します。

厚切りのものは火が入るのに時間がかかりますが、表面がこんがりと焼けた瞬間にハサミで一口大に切ると、中から肉汁がじわっとにじみ出てきます。

レタスやエゴマの葉に包み、ニンニクとサムジャン(韓国味噌)を添えて食べるスタイルは、サムギョプサルと切っても切り離せない文化です。

豚バラ肉の中でも、三層(皮・脂身・赤身)がはっきり分かれているものほど見た目も美しく、食べたときのコントラストも楽しめます。

サムギョプサル初心者がまず試すべき部位として、世界中のファンから支持されているのがこの三枚肉です。

モクサル部位(首周り肉)|柔らかさと濃い旨みで初心者にも人気の理由

モクサルとは、豚の首から肩にかけての首周り肉のことです。

「목(モク)」は韓国語で「首」を意味し、首筋から肩にかけての筋肉を指します。

日本では肩ロースに近い位置に分類されることがありますが、厳密には首筋の肉で、細かな脂(サシ)が全体に均一に入り込んでいるのが最大の特徴です。

サムギョプサル豚肉の部位のなかでも、モクサルはそのサシの入り方から「焼いたときに内側からとろける」感覚が楽しめます。

豚バラほど脂が多くないため、「脂っこいのは苦手だけど旨みはしっかり感じたい」という人に特に向いています。

また、焼き加減のブレに対して比較的寛容な部位でもあるため、自分で焼くのが不安な初心者にも扱いやすい点がメリットです。

韓国では焼肉店でサムギョプサルと並んで最もよく注文される部位で、「モクサルがなければ始まらない」と語るファンも少なくありません。

テジカルビ(豚カルビ)|骨付きで食べ応え抜群、タレとの相性も抜群

テジカルビとは、豚のスペアリブ(肋骨周りの肉)のことです。

「テジ(돼지)」は豚、「カルビ(갈비)」は肋骨を意味し、骨の周囲についた肉と脂が豪快に楽しめる部位です。

骨付き肉ならではの複雑なコクは、バラ肉とはまた違う深みがあり、一度食べると骨の旨みのトリコになる人が続出します。

甘辛いタレに漬け込んで提供される「ヤンニョムカルビ」スタイルで出てくるケースも多く、タレの風味と豚の脂が合わさった濃厚な味わいは、ご飯との相性も抜群です。

骨をしゃぶるように食べながら、周りの肉をそぎ取っていく食体験そのものが楽しいのがテジカルビの魅力です。

「今日は腹いっぱい食べたい」という気分の日には、迷わずテジカルビを頼んでみてください。

ハンジョンサル(ほほ・顎周りの肉)|希少部位ならではのコリコリ食感が癖になる

ハンジョンサルとは、豚の頬から顎にかけての筋肉(ほほ肉)のことです。

「항정(ハンジョン)」は顎・うなじ周辺を指し、「살(サル)」は肉を意味します。

1頭の豚からわずか200〜300gほどしか取れない希少部位で、希少性ゆえに扱う店舗も限られています。

コリコリとした歯ごたえが最大の特徴で、これは顎の筋肉が常に動き続けているために筋繊維が引き締まっているからです。

脂身は少なめながら、噛むたびに濃い旨みが広がり、最終的には塩と胡麻油だけで食べるシンプルなスタイルが最もおいしいと言われています。

一度食べたらコリコリ食感がやみつきになる人が続出し、サムギョプサル上級者のあいだでは「ハンジョンサルのある店は通い続ける」という声が多く聞かれます。

メニューに見つけたら、迷わず注文する価値のある部位です。

カブリサル(肩甲骨周り)|脂が少なくあっさり食べたい人向けの優秀部位

カブリサルとは、豚の肩甲骨のすぐ外側に位置する希少部位のことです。

「가브리살」という名前は、肩甲骨周辺の特定の筋肉群を指す韓国固有の呼び名で、日本ではまだ広く知られていませんが、韓国の焼肉通のあいだでは通好みの部位として定評があります。

1頭の豚から取れる量が非常に少ないため、扱っている店舗はハンジョンサル同様に限られています。

脂の含有量が少なくサッパリとした後味で、締まった肉質から生まれるしっかりとした歯ごたえが特徴です。

「焼肉は好きだけど、翌日の胃もたれが気になる」という人にも、カブリサルなら気兼ねなく楽しめます。

知名度はまだ低めですが、その分「これを知っている自分」に少し誇らしさを感じられる、隠れた名部位です。

豚肉の部位によって味と食感が変わるのはなぜ?脂・繊維・運動量で読み解く

部位によって味と食感がこれほど異なる理由は、「脂の分布量」「筋繊維の太さ」「豚の運動量」という3つの要素で説明できます。

この仕組みを知っておくと、メニューの説明を読んだだけで、どんな食感になるか自然とイメージが湧くようになります。

脂の分布が「ジューシーさ」を決める(サシと皮下脂肪の違い)

豚肉の「ジューシーさ」は、筋肉内部に分散した脂(サシ)と、外側についた皮下脂肪の量と分布によって決まります。

サムギョプサル(豚バラ)は皮下脂肪の層が厚く、焼くと脂が大量に溶け出してジューシーな仕上がりになります。

一方、モクサルは皮下脂肪は少なめながら筋肉内部に細かなサシが均一に入っているため、噛んだ瞬間に内側から旨みがにじみ出る、また違ったジューシーさを感じられます。

脂の「場所」によって、ジューシーさの性質が変わる

これがサムギョプサルの肉選びを奥深くしている理由のひとつです。

部位脂の種類食べたときの感覚
サムギョプサル(豚バラ)皮下脂肪が厚い外から脂がにじみ出るジューシーさ
モクサル(首周り)筋肉内サシが均一噛んだ瞬間に内側からとろける感覚
ハンジョンサル・カブリサルどちらも少ないあっさりしつつ旨みが凝縮された感覚

筋繊維の太さが「やわらかさ・歯ごたえ」を左右する理由

豚肉の柔らかさは、筋繊維(筋肉の束)の太さと密度によって大きく変わります。

モクサルのように筋繊維が細かく均一な部位は、噛んだときに繊維がほぐれやすく、自然とやわらかく感じます。

一方、ハンジョンサルやカブリサルは常に動かし続けている筋肉の集まりで、筋繊維が引き締まっているためコリコリとした独特の歯ごたえが生まれます。

やわらかさを求めるか、食感のおもしろさを求めるか

それによって選ぶべきサムギョプサルの肉の種類は自然と変わってきます。

自分がその日求めているものをひとつ決めるだけで、部位選びは驚くほどシンプルになります。

豚の運動量が多い部位ほど旨みが強くなる仕組み

豚の身体の中でよく動かす筋肉ほど、旨み成分(グルタミン酸・イノシン酸)が蓄積されやすくなります。

首周りの筋肉であるモクサルは、豚が頭を上下左右に動かすたびに使われる部位で、運動量が多いぶん旨みが凝縮されています。

同様に、ハンジョンサルも咀嚼に関わる顎周りの筋肉であるため、しっかりとした旨みが詰まっています。

反対に、豚バラ(サムギョプサル)は比較的運動量が少ない部位であるため、旨みより脂の甘みが前面に出た味わいになります。

「よく動かす部位=旨みが強い」と覚えておくだけで、メニューを見る目がひとつ増えます。

部位別!サムギョプサルの肉を最大限に美味しくする焼き方のコツ

同じ部位でも、焼き方ひとつで仕上がりはまったく変わります。

「なんかいまいちだったな」と感じたことがある場合、実は部位に合っていない焼き方が原因だったかもしれません。

それぞれの部位の特性に合わせた焼き方を知っておくだけで、同じ肉が格段においしくなります。

三枚肉(サムギョプサル)は強火で皮目からじっくり(余分な脂を落とすのがポイント)

サムギョプサルは、脂の層を下にして強火でしっかり焼き始めるのが基本です。

最初に脂の面を網に当てることで、余分な脂が溶け落ち、肉に程よい焦げ目とカリッとした食感が生まれます。

皮目がカリッとしてきたら裏返し、赤身の面は中火でじんわり仕上げるとジューシーさが保たれます。

表面全体に焼き色がついてから箸やハサミで一口大にカットすると、断面から旨みが逃げにくくなります。

厚切りのサムギョプサルは、焦らず5〜7分かけてゆっくり火を入れるのが失敗しないコツです。

急いで切ってしまうと内部がまだ生のまま、逆に焼きすぎると脂が抜けてパサつく原因になります。

モクサルは中火でゆっくり焼く(焦がさず旨みを閉じ込めるタイミング)

モクサルは脂が筋肉内部に分散しているため、強火で一気に焼くと表面が焦げて旨みが逃げてしまいます。

中火でじっくり時間をかけて火を入れることで、内部の脂が溶け出してしっとりとした仕上がりになります。

表面に焼き色がついて肉汁が表面ににじみ出てきたら、それが裏返すタイミングのサインです。

モクサルはサムギョプサル豚肉の部位のなかでも焼きすぎに敏感で、加熱しすぎると急激に固くなりやすいため、ピンク色が消えた瞬間が食べ頃です。

「もう少し焼こうかな」と思った瞬間に食べ始めるくらいがちょうどよく、そこが最もジューシーで旨みが濃い状態です。

薄切り系部位(ハンジョンサル等)は高温で素早く(火を通しすぎると台無しになる理由)

ハンジョンサルやカブリサルのような引き締まった部位は、高温の網で短時間で仕上げるのが正解です。

この部位の持ち味はコリコリとした食感にあり、長時間加熱すると筋繊維がさらに収縮して硬くなり、せっかくの食感が損なわれてしまいます。

表面にさっと焼き色をつけ、中心にほんのり赤みが残る程度で食べ始めるのが、ハンジョンサルをおいしく食べるコツです。

タレよりも塩と胡麻油のシンプルな組み合わせのほうが、部位本来の旨みを引き立てやすく、素材の良さがダイレクトに感じられます。

焼いてすぐにゴマ油と塩のたれにくぐらせる食べ方は、韓国の焼肉店でも定番のスタイルです。

サムギョプサルの肉はどれを選ぶ?目的別・好み別の選び方ガイド

「今日は何を食べたい気分か」で選ぶべき部位は変わります。

毎回なんとなくサムギョプサルを頼んでいた人も、基準を持つだけで選ぶ楽しみが一段増します。

食べたい気分・好みおすすめの部位選ぶ理由
脂の甘みをとことん楽しみたいサムギョプサル(豚バラ)脂と赤身のバランスが最高峰
柔らかくて旨みが欲しいモクサル(首周り)サシが均一に入り旨みが濃い
豪快に食べ応えを求めたいテジカルビ(豚カルビ)骨付きで満足感が別格
希少体験・食感を楽しみたいハンジョンサル1頭200〜300g、コリコリ食感
あっさり・胃に優しく食べたいカブリサル脂少なめでサッパリした後味

脂好き・ガッツリ派には「サムギョプサル豚肉部位」か「テジカルビ」が正解

脂の旨みをたっぷり楽しみたいなら、サムギョプサル(豚バラ)が鉄板の選択です。

サムギョプサル豚肉の部位のなかで最も脂の量が多く、焼いたときの香ばしさとジューシーさは他の部位の追随を許しません。

さらに食べ応えも求めるなら、テジカルビを組み合わせるのが最も満足度の高い注文の仕方です。

骨付きの肉を豪快にかじりながら食べるスタイルは、焼肉の「ハレ感」をもっとも感じられる時間です。

迷ったときは「サムギョプサル+テジカルビ」の組み合わせを選んでおけば、まず後悔することはありません。

やわらかさ重視・初心者には「モクサル部位」が失敗しない理由

サムギョプサルを初めて食べる人や、「焼肉で固い肉に当たったことがある」という経験を持つ人には、モクサル部位を強くすすめします。

モクサル部位は細かなサシが均一に入っているため、焼き加減が少し変わっても硬くなりにくい扱いやすさがあります。

脂の甘みはありながら豚バラほどしつこくないバランスの良さが、初心者にも食べやすい理由です。

「どの部位を頼めばいいか分からない」という場面で迷ったら、まずモクサルを注文してみてください。

その柔らかさと旨みを基準にして、次回はハンジョンサルに挑戦するという段階的な楽しみ方も、サムギョプサルの醍醐味のひとつです。

ヘルシー志向・脂が苦手なら「カブリサル」「ハンジョンサル」を狙え

カロリーを気にしながらも韓国焼肉を楽しみたいときは、カブリサルとハンジョンサルの2択が最善です。

どちらも脂身が少なく、しっかりとした肉の旨みを感じながらも後味がサッパリしています。

特にカブリサルは、豚バラと比べて脂質量が大幅に少なく、ヘルシー志向の人が知っておきたい部位です。

ハンジョンサルは希少部位のため値が張る場合もありますが、少量でも満足感が高く、「量より質」で食べたい日にぴったりです。

「焼肉は脂があってこそ」という固定観念を一度外してみると、カブリサルやハンジョンサルの奥深い旨みに、新たな焼肉の扉が開かれます。

サムギョプサルの肉選びは部位を知れば迷わない|今日から使える注文術

サムギョプサルの肉の種類は、大きく分けて5つの豚肉部位から成り立っています。

脂の甘みをたっぷり楽しむならサムギョプサル(豚バラ)、旨みと柔らかさのバランスならモクサル部位、希少体験ならハンジョンサル、あっさり食べたいならカブリサル——それぞれに選ぶ理由があります。

次にサムギョプサルのお店でメニューを開くとき、「自分が今日求めているのは、脂なのか・旨みなのか・食感なのか」をひとつ決めてから選んでみてください。

それだけで、注文の迷いがぐっと減り、食べ終わった後の満足感がいつもより一段高くなるはずです。

部位の知識は、食体験そのものを豊かにしてくれます。

牛田 和也

牛肉・ホルモン料理の情報サイト「肉のある暮らし」運営者。100店舗以上の焼肉店・精肉店への訪問と月3〜5回の自宅調理の検証を継続的に行い、部位の選び方から下処理・調理技法まで幅広く研究。当サイトでは、農林水産省・JMGAの公的データデータや業界資料をもとに、牛肉のカロリー・栄養成分・特徴を確認しながら、実食・調理検証を組み合わせた情報発信を行っています。

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