「リブロースとサーロイン、どっちが脂身少ないの?」
「ステーキは好きだけど、脂っこいのはちょっと苦手…」
そんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。
リブロースとサーロインはどちらも牛肉の“高級部位”として人気がありますが、脂の量・霜降りの入り方・食感にははっきりとした違いがあります。
さらに、同じサーロインでも部位の端か中央かによって脂の量は変わり、選び方ひとつで口当たりや食べごたえがまったく違うものになることもあります。
この記事では、以下のようなポイントをわかりやすく解説します👇
- リブロースとサーロインの部位・味・脂身の違い
- 脂少なめの肉を選ぶときの見分け方
- 脂身が苦手な人におすすめの代替部位
- 調理法によって脂の印象を変えるテクニック
- 健康・ダイエット視点での選び方とQ&A
脂っこさが苦手な方でも、美味しくステーキを楽しむ方法はあります。
「リブロースとサーロインの違い」をしっかり理解することで、自分好みの一枚を賢く選べるようになります。
リブロースとサーロインの違いを徹底解説
リブロースとは?部位の特徴と位置
リブロースは牛の背中、肩ロースとサーロインの間に位置する部位で、牛肉の中でも特にジューシーさと柔らかさを兼ね備えた高級部位として知られています。
「リブ」とは肋骨(あばら骨)を意味しており、リブロースはその肋骨周辺の肉にあたります。部位的には5〜12番目の肋骨周辺で、牛の背中の運動量が少ない部分のため、筋肉がきめ細かく、適度に脂が入りやすい特徴があります。
特徴的なのはその霜降りの入りやすさと口当たりの柔らかさ。脂と赤身のバランスが非常に良く、焼いたときに香ばしい風味と肉汁の旨みが広がるため、ステーキやローストビーフに非常に向いています。
また、中心部と端で脂の入り方が異なり、中央部分は霜降りが多く、外側は比較的赤身が強いといった違いがあります。用途によって切り方を変えることで、さまざまな味わいを楽しめる部位です。
サーロインとは?部位の特徴と位置
サーロインはリブロースのさらに後方、腰のあたりに位置する部位です。
「Sirloin(サーロイン)」の語源は、“ロイン=腰肉”を意味する英語から来ており、柔らかさと上品な脂身、肉本来の風味を楽しめる高級部位として世界中で愛されています。
リブロースと比べると脂身の分布がやや少なく、赤身との境界がはっきりしているのが特徴です。脂身が多すぎず、肉の旨味がストレートに伝わるため、「脂は苦手だけど美味しいステーキが食べたい」という人にも好まれます。
ステーキでよく使用される部位で、きれいな形にカットしやすいこともあり、レストランや専門店でも定番。赤身と脂身のバランスがよく、しつこさが少ないため、幅広い層に人気があります。
リブロースとサーロインの味と香りの違い
リブロースとサーロインは同じ“ロース系”の部位ですが、味と香りの印象は大きく異なります。
リブロースは霜降りが多く、焼いたときに脂が溶け出してジューシーさが際立ちます。とろけるような舌触りと豊かな肉汁が特徴で、脂の香ばしさが口いっぱいに広がるのが魅力です。
一方のサーロインは、脂身がやや控えめで、赤身の旨味がしっかり感じられるのが特徴です。香りもリブロースのような濃厚な甘い香りではなく、肉本来の香ばしさと上品な香りが引き立ちます。
濃厚な霜降りの味わいが好きな人にはリブロース、あっさりと上品な肉を楽しみたい人にはサーロインがおすすめです。
柔らかさとジューシーさの比較
柔らかさとジューシーさにおいても、リブロースとサーロインにははっきりとした差があります。
リブロースは背中の運動量が少ない部位であるため筋繊維が細かく、非常に柔らかい肉質をしています。また霜降りが多く脂がしっかりと入っているので、加熱すると脂が溶け出してとてもジューシーになります。「とろけるようなステーキ」を楽しみたい人にはリブロースが最適です。
一方で、サーロインは赤身の割合が多いため、リブロースよりはやや噛み応えがあるものの、それでも十分に柔らかく、上品な口当たりが特徴です。脂っこさが少ないため、量を食べても胃がもたれにくく、特に年配層や女性に人気があります。
それぞれに向いている調理法
リブロースとサーロインでは、適した調理法にも違いがあります。
リブロースは脂の旨味を活かせるステーキやローストビーフが王道。高温でさっと焼き上げることで、表面が香ばしくなり、中から肉汁と脂が溢れ出します。厚切りステーキとの相性が抜群です。
一方、サーロインは脂が少ない分、シンプルなステーキやしゃぶしゃぶなどでも美味しく仕上がります。霜降りが控えめなため、肉の味をストレートに楽しめるのが魅力。ローストビーフにも向いており、リブロースより軽い食べ心地が好まれる傾向があります。
脂身が少ないのはどっち?|リブロースとサーロインの脂肪量比較
リブロースの脂身の特徴と量
リブロースは脂身が比較的多い部位として知られています。とくに中央部分にはきめ細やかな霜降りが入り、熱を加えると脂が溶け出してジューシーさを演出します。
脂が多い分、ステーキにしたときの満足感が高く、肉好きにはたまらない部位ですが、脂っこさが苦手な人にとってはやや重たく感じることもあるかもしれません。
ただし、リブロースのすべての部位が脂っこいわけではありません。外側や端の部分は比較的赤身が多く、脂が控えめです。好みに応じてカットを選べば、脂の量を調整することも可能です。
サーロインの脂身の特徴と量
サーロインはリブロースに比べると脂身が少なめで、赤身と脂の境界がはっきりしているのが特徴です。
霜降りはあるものの控えめで、脂っこさを感じにくいのが魅力。しっかりと赤身の肉感が楽しめるため、「脂は少なめがいい」「あっさりした肉が好き」という人に向いています。
脂が多いリブロースと比べると、カロリーもやや低め。ダイエット中や脂質を控えたい人にも選ばれることが多い部位です。
霜降りの入り方と見た目の違い
リブロースは霜降りの入り方が非常に細かく、まるで大理石のような見た目になることが多いです。脂が均一に分布しているため、焼くと均等に脂が溶け出し、香ばしい風味が広がります。
一方、サーロインは霜降りが中央に少し入る程度で、リブロースほどの密度はありません。脂の入り方にムラがあるため、脂身を控えたい人は端寄りの赤身が多い部分を選ぶのがおすすめです。
脂身が少ないとどう変わる?味と食感
脂身の量が違うと、味わいや食感にも大きな差が出ます。
リブロースは脂が多い分、口当たりがなめらかでとろけるような食感。濃厚なコクと甘みがあり、一口で満足感が得られます。
対してサーロインは脂が控えめなので、赤身肉らしい肉の味がダイレクトに感じられ、噛みしめるほどに旨味が広がるタイプです。軽い口当たりで飽きにくく、女性やシニア層にも人気があります。
脂っこさが苦手な人や、あっさりした肉を好む人にはサーロインの方が向いています。
脂肪の多い肉・少ない肉の選び方
脂の多さ・少なさを見極めるには、霜降りの入り方と肉の色味がポイントです。霜降りがびっしり入っている肉はリブロース寄りで脂が多く、霜降りが控えめなものはサーロイン寄りか、または赤身中心のカットです。
また、リブロースでも端の赤身部分を選べば脂身を抑えることができます。購入時に精肉店で部位や部位内のカット場所を聞くのも有効です。
さらに、グラスフェッド(牧草飼育)の牛肉は、穀物飼育よりも脂が少なく、赤身が多い傾向があります。「部位+飼育方法+カット位置」を意識することで、理想の脂身量に近いお肉を選ぶことができます。
脂身が苦手な人におすすめの選び方
赤身が多いサーロインの選び方
脂身が苦手な人にとって、サーロインは非常に選びやすい部位です。サーロインはリブロースに比べて脂身が控えめで、赤身の旨味がしっかりと感じられるのが特徴。
ただし、サーロインの中でもカット位置によって脂の量が大きく変わるため、選び方が重要になります。
サーロインの端(ヒレ側)寄りは赤身が多く、脂身が少ない傾向があります。一方、中央やリブロース寄りのカットは霜降りがしっかり入っており、脂の甘みが強くなります。脂っこさを避けたい場合は、「ヒレ側の赤身多めの部分を指定して購入」するのがベストです。スーパーでも精肉店でも、店員に「赤身多めのサーロインが欲しい」と伝えると対応してもらえることが多いです。
脂身控えめなリブロースの見分け方
リブロースは脂身が多いイメージがありますが、選び方次第で脂を控えめにすることも可能です。
リブロースの中でも外側(肩ロース寄り)の部分は脂身が少なく、赤身が多い傾向があります。霜降りがびっしり入った中央部分ではなく、端に近い部分を選ぶことで、脂の重たさを抑えられます。
また、肉の表面に白い脂肪が厚くついているものよりも、赤身がしっかり見えているカットを選ぶのもポイント。視覚的に判断しやすいので、スーパーでパックを手に取るときも役立ちます。
グラスフェッド牛など産地・品種で差が出る
同じ部位でも、牛の品種や飼育方法によって脂の量や味は大きく変わります。
例えば「グラスフェッドビーフ(牧草飼育牛)」は、穀物飼育のグレインフェッドビーフに比べて脂肪が少なく、赤身が多いのが特徴。脂っこさが苦手な人にとって非常に相性のいい肉です。
一方、和牛などの霜降り系は脂がしっかり入っており、味は濃厚ですが脂の主張が強くなります。脂を控えたい場合は、国産和牛よりもグラスフェッド牛・輸入牛のサーロインやリブロースを選ぶと、あっさりとした味わいを楽しめます。
部位の端と中央で脂身量が違う理由
リブロースやサーロインは、同じ部位でも中央と端では脂の入り方がまったく異なります。
これは牛の筋肉の構造と、霜降りの入り方が原因です。中央部分は動きが少なく、脂が均一に入りやすい一方、端の部分は筋肉が多く、脂が少ない傾向があります。
そのため、脂身が少ないお肉を選びたいときは「端(肩ロースやヒレに近い部分)」を狙うのがポイント。見た目でも霜降りの密度をチェックできるので、赤身が多い部分を見極める目を養うと買い物がスムーズになります。
スーパーや精肉店での選び方のコツ
スーパーや精肉店で肉を選ぶときは、パックに表示されている部位だけでなく、見た目の脂の入り方をよく確認しましょう。
- 赤身が多く霜降りが控えめなものを選ぶ
- 端側のカットを指定する
- 脂肪の白い層が厚すぎないものを選ぶ
また、対面販売の精肉店では「赤身が多い部分をください」と伝えるだけで、希望に合ったカットを選んでくれることが多いです。サーロインやリブロースでも、カット次第であっさりした味わいが楽しめるのです。
脂身が少ないおすすめ部位|代替候補も紹介
脂身が少ないヒレ肉(フィレ)の特徴
脂身を避けたい人にとって、ヒレ肉(フィレ)は最もおすすめの部位の一つです。
ヒレ肉は牛の内側、ほとんど動かない筋肉にあたるため非常に柔らかく、赤身の割合が非常に高いのが特徴。脂身がほとんどなく、ヘルシーで上品な味わいが楽しめます。
ステーキでも人気が高く、しっとりとした肉質とやさしい甘みが特徴です。ダイエット中や脂を避けたい方でも食べやすい部位といえます。
肩ロースとの違いと脂肪のバランス
肩ロースはリブロースよりも前側、肩に近い部分の部位です。リブロースやサーロインに比べると脂身の分布が控えめで、赤身が多いのが特徴。部位の中では脂身と赤身のバランスが良く、コストパフォーマンスも高い人気の部位です。
やや筋が多いものの、加熱するとしっとりとした旨味が広がり、ステーキや焼肉、しゃぶしゃぶなど幅広い料理に使えます。霜降りが強い部位が苦手な人には最適な選択肢です。
ランプ・イチボなど赤身寄りの部位
リブロースやサーロイン以外にも、赤身中心で脂身が少ない人気部位としてランプ・イチボがあります。
ランプは牛の腰からお尻にかけての赤身部分で、柔らかくクセが少ない味わいが魅力。イチボはランプの一部で、適度に脂が入りながらもあっさりとした口当たりが特徴です。
赤身好きの人には、この2つの部位は特に人気が高く、ステーキやローストビーフにぴったりです。脂身が少ないため、ボリュームがあっても食べ疲れしにくいのもポイントです。
リブロース・サーロインとの比較ポイント
脂身の多さで比較すると、ヒレ・肩ロース・ランプ・イチボはリブロースやサーロインよりも圧倒的に脂が少なく、あっさりとした味わいが特徴です。
- リブロース:脂が多く濃厚な味
- サーロイン:脂控えめでバランス型
- ヒレ・ランプ・イチボ:赤身が多くヘルシー
このように、好みに合わせて部位を選ぶことで、脂身の量をコントロールすることができます。脂が苦手な人は、まずヒレ肉やランプを試すとよいでしょう。
脂身控えめな部位の調理のコツ
脂身が少ない部位は、調理法でおいしさが大きく変わります。赤身が多い肉は加熱しすぎるとパサついてしまうため、火加減に注意が必要です。
ステーキの場合は強火で表面を焼き、内部はミディアムレア程度に仕上げることで、肉汁を閉じ込めながらジューシーさを保つことができます。
ローストビーフの場合は低温でじっくり火を通すのがポイント。しゃぶしゃぶでは火を通しすぎず、肉がやわらかいうちに引き上げると旨味を最大限に引き出せます。
脂身が少ない部位は、下ごしらえと調理時間のコントロールによって「旨味を閉じ込める」ことが美味しさの鍵になります。
調理法によって脂の印象は変わる
ステーキ調理での脂身の出方
リブロースやサーロインの脂身は、ステーキにしたときに最も顕著に現れます。
リブロースのように霜降りが多い部位は、加熱すると脂が溶け出してジューシーな旨味が肉全体に行き渡り、香ばしい香りとコクが引き立ちます。一方、サーロインは脂が少ないため、脂の存在感は穏やかで、赤身の味がダイレクトに感じられます。
ただし、脂身が多い肉は、焼き加減を誤ると脂が出すぎてギトギトしてしまうこともあります。脂の多い部位はしっかりと高温で表面を焼き、余分な脂を落としながら旨味を閉じ込めるのがコツです。
ローストビーフにしたときの違い
ローストビーフでは、脂の印象がステーキとは大きく異なります。
低温でじっくりと加熱するため、脂が急激に溶け出すことがなく、肉の中にしっとりと閉じ込められるのが特徴です。リブロースの場合、脂のコクが全体に染み込み、濃厚で深い味わいになります。一方、サーロインでは脂が控えめなので、赤身のしっとり感が際立ち、軽い口当たりのローストビーフに仕上がります。
このように、同じ肉でも調理法によって脂の印象が全く違うため、目的に合わせた調理が重要です。
しゃぶしゃぶ・すき焼きでの脂身の扱い
しゃぶしゃぶやすき焼きなどの鍋料理では、ステーキとは逆に脂の重たさを軽減しやすい調理法です。
熱湯や出汁にくぐらせることで、脂が溶けて余分な脂分を落としやすくなり、赤身の旨味を残しつつ軽やかな食感を楽しめます。特にリブロースでも、しゃぶしゃぶにすることでしつこさが抑えられ、食べやすさが格段にアップします。
すき焼きでは、脂の甘みが割り下に溶け出して全体に旨味を与えるため、濃厚だけれど重たすぎない風味が特徴です。
脂を落とすヘルシーな焼き方
脂身が多い肉でも、調理法を工夫すれば脂をある程度コントロールできます。
例えば、網焼きやグリルを使うと脂が下に落ち、余分な脂分をカットできるため、カロリーやしつこさを抑えられます。フライパンで焼く場合でも、キッチンペーパーでこまめに脂を拭き取ることで、ギトギト感を減らすことが可能です。
また、焼く前に脂身の外側を軽く切れ込みを入れておくと、焼いている間に脂が溶け出しやすく、肉全体の仕上がりも均一になります。
余分な脂を抑える調理テクニック
余分な脂を抑えながら美味しく調理するためには、加熱温度・時間・脂の逃がし方がポイントです。
- フライパンを傾けて脂を逃がす
- 中火〜強火で表面をカリッと焼いて脂を出す
- 焼いた後に網やキッチンペーパーの上で休ませる
こうした工夫をすることで、リブロースのような脂の多い部位でもさっぱりと仕上げられます。脂っこさを抑えたい人は、ステーキを焼いたあと一度余分な脂を落とす工程を挟むと、味の印象が大きく変わります。
脂身が少ない肉を選ぶメリットと注意点
脂身が少ない肉の健康面でのメリット
脂身が少ない肉は、脂質やカロリーを抑えられるため、健康志向の人やダイエット中の人にとって大きなメリットがあります。
脂肪分を控えることで、生活習慣病や肥満の予防にもつながるとされており、毎日の食事に取り入れやすい点が魅力です。また、赤身肉には鉄分や亜鉛などのミネラルが豊富に含まれており、栄養面でも優れています。
ダイエット中におすすめの理由
脂身が少ない赤身肉は、高たんぱく・低脂質の理想的な食材。筋肉量を維持・増加させたい人にも向いています。
余分な脂が少ない分、食後の満足感を得ながらもカロリーを抑えることができるため、糖質制限ダイエットやボディメイク中の食事にもよく活用されます。特にヒレ肉や赤身寄りのサーロインは、脂身が苦手な人にも最適です。
鉄分・たんぱく質の吸収効率
赤身肉には、体内で吸収されやすいヘム鉄が多く含まれており、貧血予防やエネルギー代謝にも役立ちます。また、筋肉や皮膚、髪の健康を保つたんぱく質も豊富で、脂身が少ない分、たんぱく質の割合が高くなるのも利点です。
効率よく栄養を摂取したい人にとって、脂身の少ない肉は非常に優秀な食材です。
脂身が少ないと味が淡泊になるデメリット
一方で、脂身が少ない肉はどうしても味が淡泊になりがちです。
脂は風味やコクを生み出す要素でもあるため、リブロースのような濃厚さが好きな人にとっては物足りなく感じることもあります。特に焼きすぎると水分が抜けてパサつきやすくなるため、調理の工夫が欠かせません。
美味しく食べるための下ごしらえの工夫
脂身が少ない肉を美味しく食べるには、下ごしらえが重要です。
- 塩麹やヨーグルトで漬け込み、柔らかさと旨味をアップ
- オリーブオイルやバターでコクをプラス
- 低温調理でしっとり仕上げる
こうした一手間を加えることで、淡泊な赤身肉でもしっかりとした満足感が得られます。脂身を抑えつつ美味しさをキープするのが、赤身肉を楽しむコツです。
よくある質問(Q&A)|リブロース・サーロインの脂身
脂身が少ないサーロインはどこで買える?
脂身少なめのサーロインは、スーパーよりも精肉店やネット通販の部位指定販売で見つけやすいです。
「ヒレ寄りの赤身部分が欲しい」と伝えると、霜降りが控えめなカットを選んでくれることが多いです。ネット通販では「赤身多め」「脂少なめ」といった表記の商品もあるため、購入時にチェックすると良いでしょう。
リブロースで赤身中心の部位はある?
リブロースの中でも、肩ロース寄りの端の部分は比較的赤身が多い傾向があります。
中央の霜降りが多い部位と違い、脂が控えめで軽やかな口当たりになるため、脂が苦手な人にはこの部分を選ぶのがおすすめです。部位指定ができる精肉店なら、細かくリクエストすることも可能です。
霜降りと脂身の違いは?
霜降りとは、赤身の中に細かく入り込んだ脂のこと。表面の厚い脂肪層とは異なり、肉全体に脂が均等に分布している状態を指します。
一方、脂身とは外側にある白い脂肪部分のことです。霜降りは調理中に溶けて肉全体に旨味を広げますが、脂身は切り落とすことも可能です。
脂身をカットしても味は落ちない?
外側の脂身をある程度カットしても、肉の味が大きく落ちることはありません。
ただし、脂身には旨味成分が含まれているため、完全に取り除くとコクやジューシーさが少し減る可能性はあります。脂が苦手な場合は、焼く前に適度に削ぐのがポイントです。
脂身少なめのおすすめブランド牛は?
脂身を控えたい場合は、グラスフェッドビーフ(牧草飼育)が特におすすめです。
和牛は脂が多い傾向にありますが、輸入牛や国産の赤身系ブランドでは脂が控えめな商品も増えています。
特にオーストラリア産やニュージーランド産のグラスフェッドビーフは、赤身が多くヘルシーで人気があります。脂身が苦手な人でも満足できる味わいです。
 
  
  
  
  
コメント